予防接種
当クリニックの料金は、消費税込みです。
予防接種
・インフルエンザ 3,500円
・肺炎球菌 8,000円
・男性風疹 5,000円
・帯状疱疹 20,000円(2回接種で40,000円)
・MR(麻疹・風疹) 10,000円(2回接種で20,000円)
・麻疹抗体価測定 5,000円
新型コロナワクチン
令和5年春開始接種に関しては、接種対象者は全額公費負担で無料で接種できます。詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかるといわれています。帯状疱疹にかかった場合、抗ウイルス薬の内服で治療は可能なのですが、10~50%の方で不快な帯状疱疹後神経痛が残ります。帯状疱疹ワクチン接種の目的は帯状疱疹の発症率を減らし、重症化を予防することです。帯状疱疹ワクチンであるシングリックスⓇの発症予防効果は、50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%と高率です。また、最も懸念される後遺症である帯状疱疹後神経痛に対しては、50歳以上で100%、70歳以上で85.5%の予防効果があり、その効果は9年以上持続するといわれています。
令和6年1月4日から太田市でも帯状疱疹ワクチン接種費用の助成が始まります。助成対象は、満50歳以上の太田市民で、シングリックスⓇ1回接種あたり1万円の助成額(2回接種で2万円)となります。
帯状疱疹ワクチンについて詳しく知りたい方は国立感染症研究所の帯状疱疹ワクチンファクトシートを、シングリックスⓇについてはこちらをご覧ください。
MR(麻疹・風疹)ワクチン
麻疹ウイルスの感染力は新型コロナウイルスよりも強力で、飛沫感染や接触感染、空気感染などで感染します。麻疹の治療はインフルエンザのような特効薬がないため、対症療法(熱に対しては解熱剤、咳や鼻水に対しては、いわゆる風邪薬など)しかありません。感染すると1000人に1人が脳炎となり重症化し命を落とすこともあります。新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延による渡航制限が、一昨年頃から緩和されたこともあり、昨年から麻疹患者が世界的に急増しています。日本でも感染者数の増加が懸念されており、予防の重要性が増しています。2000年4月2日以降に生まれた方に対しては、小学校就学前までに2回のMR(麻疹・風疹)ワクチンが行われており、予防効果は十分ですが、それ以前に生まれた方は予防接種回数が基本的には1回、または0回であり、感染・重症化のリスクがあります。そこで、2000年4月2日より前に生まれた方に対しては、MRワクチンを接種する、あるいは抗体検査で抗体価を測定してからワクチン接種を検討する、ことをお勧めします。
麻疹について詳しく知りたい方は、厚生労働省のホームページ麻しんについてや、NHKニュース記事はしか感染相次ぐ、などをご覧ください。