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副鼻腔炎で頭痛?

[2025.12.28]

当院の頭痛外来を受診される患者さんの中には、「片頭痛の診断でトリプタンを内服したけど効かない」「緊張型頭痛の診断でロキソニンなどを処方されたが効かない」という方がいらっしゃいます。当院でも問診と神経学的な診察をしっかりとおこない、「やっぱり片頭痛とか緊張型頭痛じゃないかな」などと思いつつ、診断を確認するために頭部MRIをとることにしています。

頭痛の原因特定におけるMRI検査の重要性

ほとんどの場合、予想した診断通りになることが多いのですが、たまに予想外の画像所見が見つかることがあります。副鼻腔炎で見られる頭痛もその一つで、副鼻腔全体の炎症だと頭が全体的に重くなることがあり、緊張型頭痛とまぎらわしくなります。前頭洞のみの炎症だと、前額部に限局した痛みで診断しやすいのですが、篩骨洞や蝶形骨洞の炎症だと「目の奥の痛み」を訴えることがあり、片頭痛とまぎらわしくなります。また、副鼻腔の炎症によって三叉神経が刺激されると、三叉神経痛の痛みが主症状となるため、そもそもの痛みの原因である副鼻腔炎の診断に至らないことがあります。

副鼻腔炎による頭痛の治療

副鼻腔炎による頭痛の場合、消炎鎮痛薬に加えて、抗生物質抗アレルギー薬などを処方し、耳鼻科受診をおすすめしています。

頭痛の正確な診断にMRIが不可欠な理由

MRIは副鼻腔炎も含めた頭蓋外病変もしっかりと確認できるので、正確な頭痛の診断をするために省いてはいけないステップだな、と日々実感しています。

参考情報

副鼻腔炎による頭痛に関しては風邪と頭痛のページもご覧ください。

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