メニュー

頭痛外来

  1. 頭痛、片頭痛日本人の3~4人に1人が頭痛持ちと言われています。

頭痛には、原因がはっきりしない一次性頭痛と、原因がはっきりした二次性頭痛があります。

一次性頭痛

緊張型頭痛

頭痛の症状を訴える方の多くが緊張性頭痛です。

典型的には肩から後頭部、こめかみにかけて重く締め付けられるような感じが続き、肩こりを伴うことが多いのが特徴です。

身体的ストレス、心理的ストレス(仕事とか学校でのストレスが多いです)で症状が強くなります。なんとか我慢して生活はできるのですが、ずっともやもやしている感じです。

治療は湿布や痛み止めの軟膏を使用し、ストレッチなどの運動療法をおこなうことが多いですが、症状が強い場合には痛み止めの内服や不安を和らげる薬、筋弛緩薬なども使われます。痛みが頻回で予防が必要な場合には心理的ストレスを和らげる薬を使うこともあります。

片頭痛

男性よりも女性のほうが症状を訴えることが多い頭痛です。頭痛発作が起きると何も手につかず、日常生活に支障をきたして寝込んでしまうこともあります。吐き気がして実際吐いてしまうこともあります。また光、音、においに過敏になることもしられています。

発作時の治療ですが、通常の痛み止めは効かないことが多く、イミグランなどのトリプタン製剤という薬がよく効きます。頭痛発作が頻繁に起こる場合は、抗てんかん薬、抗うつ薬、β遮断薬などを予防的に内服します。最近はエムガルティ、アジョビ、アイモビーグなどの注射薬が、予防的に使われることも多くなってきました。

当院でも予防的に注射薬を使用する方が増えています。頭痛発作の頻度、強さ、ともにかなり抑えてくれる印象です。

三叉神経痛

頭蓋内の三叉神経が脳血管で圧迫されることでおこります。

根治を目指す場合は脳神経外科の開頭手術で血管による三叉神経圧迫をとれば良くなりますが、通常はカルバマゼピンやプレガバリンなどの内服薬がよく効きますので、まずは薬を飲んでみることをお勧めします。

一次性頭痛にはその他、群発頭痛、後頭神経痛、薬物乱用頭痛、などがあります。

二次性頭痛

脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)や脳腫瘍、頭部外傷などが原因でおこります。

治療は、頭痛の原因を取り除くしかないことが多いです。脳外科的な手術が必要で、命に関わることも多い頭痛です。

一次性頭痛と二次性頭痛の区別は診察だけでは難しく、二次性頭痛の場合は命に関わることが多いため、頭部MRIで確認することが大事です。頭部MRIで二次性頭痛ではないと確認できれば、安心して治療を進めることができます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME